シロアリ予防工事で10年保証と言われたら怪しむべし!!

どうもこんにちは、シロアリらぼです。
9月も、そろそろ終わり冬が訪れようとしています。

シロアリ達もこの時期からは活動が鈍くなってきて、あまり姿を見る機会がなくなる時期になってきました。
ですが、1年を通してシロアリの予防工事というものは業者が行っているようです。

営業された方も多いのではないでしょうか?
シロアリ業者によって謳い文句や施工料金などによる違いがありますが、一つ気をつけて欲しいなと思うポイントがありますので、今回はお伝えしたいと思います。

シロアリ業者から予防工事の契約前に保証10年と言われたら危険!?

通常であれば、シロアリが家で発見したから業者に依頼して駆除をするという流れが多いかなと思います。
ただ、シロアリには【予防工事】と言われる工法があります。

この工法とは、現在家にシロアリはいないけど今後、家に侵入するかもしれないという将来的な事を考え、業者が家の【床下・外部】に薬剤を散布し、シロアリを家に侵入させないようにする工法です。
いわゆる【バリア工法】と言われる部類に入ります。

金額は平均で【1坪 = 4,000円~7,000円】ぐらいですかね。
もっと安く施工する業者もいれば、高く施工する業者もいます。
サービス内容など多少の違いは、ありますが正直やってる事って変わらないんですけどね。
あまり安すぎると信用面に欠けますが・・・

上記のような【予防工事】をシロアリ業者は、1年を通して施工などを行っているのですが、その中で【保証】というサービスがあります。
業者などに営業をされた方なら分かると思いますが、「予防工事で保証をつけていますので、もしも期間中にシロアリが侵入したりした場合は、無償で駆除致します。」などといった保証サービスですね。
上記の他にも業者毎で、色々と制約がある場合があります。

シロアリ業者としては、しっかりと薬剤を散布し予防工事を行っていればシロアリが侵入することほぼないですからこのような保証をつけます。
特にこの保証期間に注目してほしいのですが、ほとんどのシロアリ業者の保証期間は【5年】です。

これはなぜかというと、予防工事で使う薬剤の効果が約5年で失われるからと言われています。
なので、5年毎に予防工事を行うのが現在(2021年)通常の工法のようです。
ちなみに、これは絶対に5年毎に予防工事を行わなかればいけないというわけではないので、勘違いしないで下さい。

そしてここからが本題なのですが、予防工事の契約を行う前に、当社は10年保証します。という業者がいた場合は、注意が必要です。
おそらくこのような営業するところは、どうしても契約がほしいところだと思いますが、薬剤の効き目が5年で効果なくなると言われているのにどうして10年も保証できるのか?と疑ったほうがいいでしょう。
残りの5年は企業努力にしては、企業からしたらあまりにもリスキーだと思いますね。

予防工事から5年経過したからといってすぐにシロアリが侵入してくるとは限りませんが、シロアリという生き物は、どこにでもいますし、下手したらその辺の枯木なんかにも平気でいます。
6年目に来なくても、7・8年目に羽アリが飛んできて、その羽アリが新たな女王と王になって巣作りを始める可能性だってあります。

なので、もしも予防工事を検討されている方で契約時にシロアリ業者が【当社は他社とは違い10年保証です】なんて事を発言したら、まず契約は見送る、またはしっかりと保証について詳しく聞いて納得した上で契約したほうがいいと思います。

まとめ

保証が10年ありますと言われたからといって、必ずしも契約をしない方がいいと思いませんが、若干「本当に大丈夫?」と多少疑った方がいいかもしれません。
もしかすると、10年効果がある新しい薬剤が開発された可能性もあります。

ですが、もしも私であればそのような薬剤が開発されても躊躇しますね。
10年も薬剤の効果が残る液体を家の床下などに散布するのは、ちょっとどうなの?と思ってしまいます。
そもそも一昔前まで使われていた、薬剤は10年保証を謳っていたようです。
これは、薬剤自体の効果が強力だったためですが、色々と健康被害が増えたため廃止されたようです。
今では、安全性を高めた事により、5年で効果は消えると言われていますが、正直5年も持つのかな?と思われる業者もいるようです。

安全性を高めた事によって、住む人にはいいけど5年毎に施工すれば費用が掛かる現在と効果は強力だけど健康被害の可能性があるが、10年毎の施工で多少費用は抑えられる過去
どちらか良かったのでしょうか・・・・まぁ、間違いなく現在でしょうね。

予防工事の際に5年保証ではなく、10年保証と言われたら気をつけて欲しいなと思います。