ヤマトシロアリとイエシロアリの違いや見分け方は!?

日本のシロアリ被害で多いのがヤマトシロアリとイエシロアリによる食害と言われています。
他にもアメリカカンザイやダイコクなどがいますが、この二種類による被害は稀なケースなので、
主にシロアリを見つけた場合は、上記二種類(ヤマト・イエシロ)だと思っていいと思います。

そこで今回は、ヤマトシロアリとイエシロアリの違いや見分け方について迫りたいと思います。

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ヤマトシロアリとイエシロアリの違いと見分け方

この二種類の違いについてですが、細かいところまで入れるととても多いのでざっくりとした違いについて説明したいと思います。

巣の違い

二種類のシロアリの違うポイントとして、まずは巣の特徴によります。
下記に二種類の特徴についてまとめてみました。

ヤマトシロアリの巣の特徴

ヤマトシロアリの巣は主に自分たちが、食べた木材部分に集団で生活しています。
女王もその中で生活シていますが、一見を持っていないように見えますが、多少食害した場所を移動・住みやすいように加工はしているとも言われています。

また、ヤマトシロアリはとても臆病で人の気配などがすると、以前いた場所からすぐに逃げて別の場所を食害していた。というケースもあるようです。巣が食害した場所なだけ、お引越しに対して身軽のようです。

イエシロアリの巣の特徴

イエシロアリの分巣

次にイエシロアリの巣ですが、こちらはヤマトと違い湿ったドロできた球状のような巣を作ります。
その巣を中心に食害を伸ばしたり、または分巣という中継地点まで作るのがイエシロアリの特徴です。
また、この巣はどこにでも作ることができるようで、【床下・コンクリート下の土の中・壁の中・天井】などといった場所に作っていた例もあります。

一つのコロニー内の個体数の違い

二種類は、一つのコロニー(1集団)内の個体数も大きく違います。

ヤマトシロアリのコロニー個体数

2万~3万匹と言われています。
これはばらつきはありますが、あんな白いくねくねしたシロアリがそんなにいたら正直気持ち悪すぎますよね・・・

イエシロアリのコロニー個体数

そして、日本で一番被害の大きいイエシロアリの個体数は、約50万~100万匹と言われています。
大家族にもほどがある・・・

この個体数の多さもイエシロアリの被害が大きいと言われる原因でもあると言われています。
イエシロアリは、ヤマトと違い人間が近づこうとも巣を作った場所からは離れません。
特に兵アリは、気性が荒く人間でも攻撃してくる可能性があると言われるほどです。
攻撃されてもちょっと痒みがある程度です。

なので、イエシロアリの場合は、発見が遅くなれば遅くなるほど巣の中にいる女王と王が子供をどんどん作っていき食害を伸ばしていくので、早期発見・定期的な予防が大事ですね。

食害習性の違い

二種類の違いで大きく違うのは、巣もありますが加害習性の違いもあります。

ヤマトシロアリの食害

ヤマトシロアリの食害は、湿潤な場所を好み床下などの湿った木材と言われています。
家なので見つけた場合は、おおよそ床下のみの被害だけになるケースが多いです。

ヤマトシロアリは、水を運ぶことをしないので最初から湿った木材や腐朽しようとしている木材を食べる習性があります。
なので、ヤマトがいた場所が床下だった場合は、床下環境がとても悪いと言われてきました。

ただ、稀に雨漏りで天井など床下以外の部分で湿った場所がある場合は、その場所まで食害を伸ばすという稀なケースもありますので、雨漏りなどには十分注意が必要です。

イエシロアリの食害

そしてイエシロアリの食害ですが、ヤマトと大きく違い乾いた木材でも自分たちで水を運び湿らせ食害を伸ばしていきます。
見つけるのが遅すぎたりすると被害は家全体にまで及ぶケースもあります。

水を自分たちで運び、乾いている木材でさえも湿らせ食べようとする食欲旺盛なイエシロアリは、家のありとあらゆる場所が自分たちの餌といってもいいかもしれません。

羽アリによる若干の繁殖(発生)時期の違い

こちらは若干の差ですが、ご紹介しておきます。
また、繁殖と言ってもコロニー内の個体数の増加ではなく、コロニー本体の増加という意味合いです。
羽アリが新たな場所を求め、既存の巣から飛び立ち新天地で繁殖するために巣を作ることです。

ヤマトシロアリの羽アリ繁殖(発生)時期

  • 時期 : 4月~6月頃と言われています。
  • 時間帯 : 午前からお昼過ぎ

イエシロアリの羽アリ繁殖(発生)時期

  • 時期 : 5月~8月
  • 時間帯 : 夕方から夜

若干の前後はあると思いますが、二種類とも上記の時期に羽アリが発生し新たな巣を作る為に飛び立ちます。
上記の時期に家の庭など屋内で羽アリを見かけていないか、しっかりと確認した方がいいと思います。

ヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方

ヤマトだろうとイエシロだろうと見分ける以前に発見次第、業者に連絡して早急に駆除したほうがいいかもしれませんが、一応わかりやすい二種類の見分け方が以下となります。

兵アリによる見分け方

正直ヤマトシロアリとイエシロアリの二種類は、かなり似たような外見をしており、パッと見じゃ一般の方、あるいは業者でも見分けにくいです。
同じような色をしてますし、体長も若干の差しかありません。
まぁ、シロアリ一筋40年50年みたいなベテランの方ならパッと見ただけで分かるかもしれません・・・

そんな二種類ですが、一番外見でわかりやすい見分け方が【兵アリ】を見つけることです。
まず兵アリがどのような形をしているかは、以下をご覧ください。

上記画像の右上にいる、尖った牙のようなのがあり、頭でっかちの奴が【兵アリ】と呼ばれています。
逆に左側にいる奴が、食害する【働きアリ】です。
こう見ると、働きアリと兵アリの見分け方はとてもわかりやすいです。

そしてこの兵アリは、イエシロアリにもヤマトシロアリにいますので、二種類の【兵アリ】の特徴がこちら

頭の形で判断するという形ですね。
ヤマトシロアリの場合は、長方形に近い形
イエシロアリの場合は、三角形に近い卵型の形

頭でっかちは、ヤマトシロアリ、頭よりも胴が長い場合はイエシロアリという判断もあります。

羽アリの外見で見分ける

両者とも羽アリには特徴があり、一般の方でも見分けやすいかと思います。
ですが、羽アリが発生する時期は限定的で、家に被害があり、今すぐ見分けたいという方には向かない見分け方です。

以下がヤマトシロアリと羽アリの見分け方です。

ヤマトシロアリ イエシロアリ
体長 : 5mm~7mm程度

色 : 黒っぽく茶混じり

羽 : 胴体よりも長く同じ長さの羽が4枚

体長 : 7mm~8mm程度

色 : 淡褐色=うす茶色

羽 : 胴体よりも長く同じ長さの羽が4枚

上記が二種類の羽アリの見分け方となります。

ヤマトシロアリが全体的に黒っぽく、イエシロアリが全体的に薄茶色ぽいのが特徴ですね。
体長に関しては、両者ともそれほど差はないので見分けつきにくいのです。

また、他の黒アリなどにも羽アリなどがいますが、以下のような違いがあるようです。

引用元 : 日本しろあり対策協会

大きな違いとしては、羽の形状ですね。

蟻道による見分け方

これは、状況などにもよって違ってきますが、蟻道の作り方によってもヤマトシロアリとイエシロアリの見分けることができます。

そもそも【蟻道】とはシロアリたちが通る道であり、自分たちの体を光・風・雨・紫外線から守る為のものでもあります。
ヤマトもイエシロも日差しなどにはかなり弱く、紫外線などに数分間あたっただけで脱水状態になり死んでしまうほどと言われています。
そこで、両者とも自分たちの身を守るために蟻道というトンネルを作り安全に餌場から餌場など巣から餌場への道を作っています。

その他にも基礎の上に餌である木材がある場合は、基礎(コンクリート)に沿って蟻道を伸ばし安全に木材にたどり着くようにしたり、家に侵入してきます。

蟻道が以下のようなものです。

床下や屋外の基礎からこのように蟻道を伸ばし、家に侵入したり、木材部分に土の中から安全にたどり着くようにしています。
この蟻道を壊すとイエシロまたはヤマトがいっぱい出てくるので、見つけたからといって一般の方が壊すのはやめましょう。

そして、ヤマトシロアリとイエシロアリの蟻道による見分け方が以下となります。

  • ヤマトシロアリ : 細い蟻道を作りやすい。
  • イエシロアリ : 横に広い蟻道を作る。

上記は、その時のシロアリ達の状態などにもよりますが、このような特徴の差があります。

まとめ

ヤマトシロアリとイエシロアリの違いや見分け方についてまとめてみましたが、大まかな違いは【被害の規模】ですね。
ヤマトシロアリの場合は、大半が床下被害で留まるケースが多いです。
ですが、イエシロアリの場合はそのコロニー内の規模にもよりますが、被害の規模は床下・壁・家具などにとても範囲が広くなりやすいです。

特にイエシロアリには注意しておいた方がいいでしょうし、一番の対策としては定期的な家の基礎などに蟻道がないか?などいった確認や予防工事がベストだと思います。

イエシロアリの被害が出た場合は、巣の場所によりますが、壁の中に作られた時がもう最悪ですから・・・
シロアリなんて正直どこにでもいますし、被害に合うなんて確率の問題なので、確実に寄せ付けない予防工事を取るか、確率でうちの家にはこないと思って生活するかは、最終的にご自身の判断ですからどちらをとってもいいと思いますが、被害にあってからではお財布に痛い金額になる事は覚悟しておいた方がいいと思います。

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